ガパオライス PB製品 2022年10月24日

【大手外食チェーン】ガパオライスに使用のガパオミートのPB商品開発

余っている材料を有効活用

全国展開されている大手外食チェーン店様から、余剰在庫となってしまっている牛ひき肉を使用して汎用性のある店舗メニューレシピの開発のご依頼を頂戴しました。

新型コロナウイルスの影響により、PB商品で製造していた自社商品が余ってしまったというお声を良く聞きます。また委託メーカーに賞味期限が迫ってしまって使用できないというお声もしばしば。まだ食べられる商品をそのまま捨ててしまうのは非常にもったいないですし、SDGsの観点からも昨今の緊急課題です。

今回のご依頼はそんなお困り事を解決するための案件でした。弊社の開発でひき肉を使用したメニューを何点か試作をし、お客様にご提案した所、スパイスを効かせたガパオライスに使用する商品としてガパオミートが採用となりました。

原料となる牛ひき肉の臭みを消すためハーブやスパイスを多めに使用した結果、かなりパンチの効いた味付となりましたが、それが功を奏して本格的な辛みの効いたメニューとしてお客様からの評判がとても良いとのご意見を頂戴することが出来ました。

ただし、原料の余ったひき肉だけでは食感も変わってきてしまったため、冷凍されていない生の挽肉もあわせて製造いたしました。

開発の流れ

今回は事前にレシピなどはなく、今提供しているものと味を近づけて欲しいというご依頼でした。通常の開発の流れとしては、「開発レシピ」と「再現したい現物サンプル」の両方をいただき、そしてそれを元に開発部が試作をいたします。

しかしながら、レシピがなかったり、この味を作りたい!と言ったイメージだけでも製造できないことはありません。開発としては一番の腕の見せ所なのかもしれません。レシピがない中で複数回試作を重ねて、糖分、塩分などを計測し、最後は私たちの舌で味を確認して再現していきます。その味がご納得いただけた時が一番の喜びです。

また、今回の様なご依頼では余剰在庫について、弊社の知識と経験が原料を処分する事なく美味しいメニューとして使用できたとお客様からも喜んで頂き、現在問題となっているフードロス対策の一環としても取り組みが評価をいただく事ができた1例となりました。

余剰在庫もアイデア次第でお客様から喜んでもらえるメニューとして生まれ変わることができます。PB商品の開発はぜひこちらからお問い合わせください。

PB商品の開発と製造について詳しくはこちら

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