高まりを見せるプラントベース市場
関東を中心にプラントベースレストランを展開されているお客様から
カレーのご依頼をいただきました。
プラントベースフードの需要高まりとともに、
自社セントラルキッチンでの製造が追いつかずPB商品を開発されたいとのご依頼でした。
現場でお作りになっているのは肉を使用していないけれど
旨味・コク・スパイスの風味を感じる大変美味しいカレーソースです。
ご依頼をいただき1回目開発品をご提出させていただいた際に、
再現度について非常にレベルが高いとの大変光栄なお言葉を頂きました。
味の再現の難しさ
スパイスカレーは味の再現が難しい商品です。というのも一般的なOEM製造工場では
「その工場にある」スパイス・調味料の組み合わせで味を再現することが多いからです。
どういうことか、、、、、
例えば、ご依頼のレシピのスパイスのメーカーがA社だったとします。
しかし、工場で他の商品含めて使用しているのはB社なので、
B社のスパイスを使用して依頼品の試作をします。
しかしながら、そのスパイスの香りや特徴がA社でなければいけない依頼品は
試作品が工場から提出されて、その味見をすると
「なんか味が違う」という結果になってしまいます。
このようなことがあらゆる調味料で起きるのが
食品の「OEM製造」「PB製造委託」の現状なのです。
そこで弊社ではなるべくレシピ通りの原料を使うようにしております。
開発者様・シェフの思いを大切に、新しい原料を仕入れ、
手間を惜しまず製造工程を組みます。
もちろん全て理想通りというわけにはいかないため、
時にはお客様から原料を共有いただくこともございます。
そうして味をつくり上げていくのです。
特に今回のカレーは原材料のこだわりも多く、
現場のキッチンで、他のメニューで使用したフルーツを使用した
自家製チャツネやオリジナルの出汁を使用していたため
チャツネや出汁の再現から開発をさせていただきました。
ご依頼から半年かけて開発をし、専用スパイスも支給いただくなど
こだわり抜いて完成いたしました。
プラントベースでの本格的なカレーの開発に携わることができ
弊社開発も新たに勉強させていただくことができ、
またお客様からも味・技術について有難いお言葉を頂戴いたしました。
プラントベースの難しさは肉や魚介の旨みが出ない分、手間をかけて野菜や果物の旨みを
出すことです。そしてPB商品開発の難しさは原料での相違です。
私たちオリエンタルフーズでは味に一切妥協をせず、手間をかけて味を再現してまいります。
ご検討の方は是非一度お問い合わせくださいませ。
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